症例報告 - 腰痛-02
パターの練習を沢山したら腰が痛くなった
No.035:2019.07.26
ご来院者 様 | 愛知県名古屋市在住 50代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 4日前にパターの練習を300球ほどやったら腰が痛くなった。翌日は気にせず自宅の床でパソコン作業をしていたら痛みが悪化。翌日の朝は動けなくて会社を休んでしまった。今日はどうしても外せない東京出張だったので這うようにして新幹線でやってきたがもう限界。ネット検索したら当院の症例報告で似たような症例があったため、東京にはいたが関内までなんとか来院した。 |
検査と所見 | ・立っているだけで左の腰が辛い ・お辞儀が痛みと不安感でほとんどできない ・左の骨盤が大きく後傾している 検査結果より骨盤の捻れによる腰痛が疑われた。骨盤を元の状態に戻し、緊張した筋肉を緩めることで良い方向に向かうと考えた。 |
施術の経過 | 初回は腰を支える筋肉のトリートメントをしっかり行い、捻れた左の骨盤にカイロプラクティック・テクニックで矯正を行った。施術後にはお辞儀はほぼ問題なくできるようになり、普通に歩けいるようになった。 出張から帰らなければならなかったため、2回目は翌日に施術した。施術前は痛みはないが大きく腰を前後屈すると違和感があった。初回同様に筋肉トリートメントと骨盤矯正に加え、腰椎に対してもカイロプラクティック・テクニックで矯正を行った。施術後は前後屈だけでなく、痛みや違和感などが消失した。腰痛のメカニズムを説明し、簡単なストレッチと継続的に体のトリートメントすることをお勧めして、本ケースをクローズした。 |
■ 担当コメント:松田
この方は腰痛持ちの方ではなかったため、腰が痛くなった時に特別注意を払わず生活を続けてしまいました。もし腰を痛めた翌日に床に座ってパソコン作業をしなければ悪化することは避けられたと思います。腰痛は疲労の蓄積によって引き起こされます。身に覚えがなくても日々の生活で体は確実に披露します。少しでもお風呂上がりにストレッチをするだけで体の疲労はだいぶ変わります。もし腰痛を感じた時はたとえ動けてもできるだけ安静にし、腰に優しく生活をすることをお勧めします。 |
今にもぎっくり腰になりそうで怖い
No.033:2019.07.10
ご来院者 様 | 横浜市南区在住 20代女性 パート |
来院までの経緯 | 現在2歳になる子供の育児の傍、週3回でパートをしている。先週子供を抱き上げた時から腰に違和感が出てきて、なかなか良くならない。今朝から一気に悪化して、今にもぎっくり腰になりそう。パートも休めないし何としたいと友達に相談したところ、当院を紹介され来院された。 |
検査と所見 | ・歩くと腰が抜けそう ・前かがみがとにかく怖い ・骨盤に大きな問題はみられない お体の状態から腰を支えている筋肉がうまく働かなくなっていることが疑われた。 |
施術の経過 | 初回は腰の筋肉の緊張をゆるめ、股関節の動きをつけるように施術を行った。施術後は問題なく前かがみができるようになった。 2日後の2回目の来院時には「腰の違和感はほぼない」とのことだった。引き続き、腰と股関節のトリートメントを行い、育児での体の使い方の注意と簡単なストレッチをアドバイスし本ケースをクローズした。 |
■ 担当コメント:松田
今回のケースはぎっくり腰になる前に来院していただいたので大事に至らず短期間で元どおりの生活に戻れました。育児中はママが倒れると生活が立ち行かなくなります。ぎっくり腰になる前と後では元の生活に戻れるまでの時間が大きく違ってきます。腰に違和感を感じているママは、ご主人と相談して大事になる前に専門家に相談されることをお勧めします。 |
腰痛がひどく、終業時間まで座っていられない
No.031:2019.06.19
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 30代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 腰痛は子供の頃からあり、痛むたびに接骨院や鍼に通っていた。普段は体を動かす仕事が多いのだが、最近は座り仕事が増え腰の辛さが増してきた。ここ数日は終業時間まで座っていられなくなってしまった。とりあえず何とかしなければとネット検索し、腰痛の症例報告をみて「ここなら良くなりそう」と当院に来院された。 |
検査と所見 | ・前屈で腰に痛みがある ・左足を後ろに大きく引くと痛みがあり、まっすぐ引けない ・可動域は非常に大きいが、背骨の動き方にムラがある 検査結果より、腰および股関節の筋肉がかなり不具合を起こしていると考えられた。また背骨の動きに制限があり、正常の動作メカニズムからズレていた。 |
施術の経過 | 初回の施術は腰を支える筋肉と股関節の筋肉にトリートメントを行なった。施術後は前屈は問題なくなり、足を後ろに引く際に痛みはないがまっすぐうまく引けない状態であった。 1週間後の来院では、終業時間間際になると少し腰が重くなってくるが、それほどでもないという状態であった。引き続き腰と股関節の筋肉に対してトリートメントを行い、カイロプラクティック・テクニックを用いて骨盤矯正を行なった。施術後は痛みは消失し、足もまっすぐ後ろに引けるようになった。 初回から2週間後の来院では、仕事中の腰痛も全くなくなっており、「子供の頃から腰痛に悩まされていたので、こんな状態は初めて!」と自分の体の違いに驚かれていた。引き続き、腰・股関節・背骨にトリートメントを行い、本ケースをクローズした。 現在は再発予防と体調管理のためと3〜4週の間隔で来院を続けられている。 |
■ 担当コメント:松田
この方は長年の腰痛を患っていたせいか、筋肉に相当な不具合がありました。筋肉の繊維がほつれたような状態になっており、それをひとつひとつ解いていくような施術でした。もともとの筋肉の質が良いためか、解けていけばいくほど、痛みはもちろん、動作がすごくスムーズで綺麗になっていきました。 腰痛を長年抱えている方は多いと思います。私自身の体験でもありますが、腰痛は適切に処置すれば必ず良くなります。腰痛は仕方ないと諦めずに、是非、専門家にご相談ください。腰痛のない生活はとても素晴らしいですよ! |
ぎっくり腰を我慢していたら動けなくなった
No.029:2019.06.06
ご来院者 様 | 横浜市南区在住 40代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 3日前に仕事中にぎっくり腰になった。配達の仕事をしており、その時はあと少しだったのでなんとか終わらせた。翌日も休めないので出勤はしたがお昼くらいには痛みで動けなくなってしまった。会社に数日休みをもらったが、その期間でよくなるとは思えない。これ以上仕事を休む訳にはいかないので、なんとかしようとぎっくり腰に対応できる当院に来院した。 |
検査と所見 | ・ほとんど歩けない状態 ・とくかく体を動かすと激痛が走る ・横になっていても痛みがあり、楽な姿勢がない 来院した姿から重度のぎっくり腰であることがわかった。問診から腰の筋肉の強い痙攣および深部の炎症が疑われた。検査ができる状態ではないので、そのまま施術を行った。 |
施術の経過 | 初回の施術は仰向けの状態で腰を支える筋肉の過緊張をゆっくりと取り除き、物理療法を併せて行った。施術後は痛みはあるが、歩くのがずいぶん楽になった。 翌日の来院時には痛みはあるが歩ける状態は続いていた。引き続き腰の筋肉にアプローチした。施術後は痛みはだいたいなくなり、不安感がある状態になった。 翌々日の3回目の来院時には痛みはだいぶ治まったが、急な動きはまだできないという状態であった。腰の筋肉の緊張もだいぶ落ち着いてきたので、範囲を広げトリートメントを行い、ズレた骨盤にカイロプラクティック・テクニックで矯正を行った。施術後には不安感がほとんどなくなっていた。セルフ・ストレッチができる状態だと判断し、ストレッチの処方および翌日から緩やかであれば仕事再開に同意した。 初回から1週間後、4回目の来院の時は通常通りに働けているし、腰も問題ないがなんとなく心配とのこと。筋肉の緊張具合や正しい動作メカニズムで動けているかをチェックし、施術後にセルフ・ケアのメニューを追加し、問題がなければ1月後にもう一度来院するように説明した。 1ヶ月後の来院では心配なく働けている状態であった。セルフケアをすることで腰だけでなく、「朝の体が楽だ」とセルフケアを楽しまれていた。これからはもっと自分の体に気を配っていきたいと、現在も月に1回で来院を続けられている。 |
■ 担当コメント:松田
ぎっくり腰は初めての方でもなった瞬間にわかるものです。そしてその時は動けたとしても動いてはいけません。動くことで腰を支える筋肉がより緊張を増し、椎間板まで痛めてしまいます。今回の方はまさに椎間板まで痛めたケースでした。椎間板を痛めると回復は著しく遅くなります。ぎっくり腰の時は無理をせず、対応できる専門家にすぐに相談することをお勧めします。 |
仕事中に椅子から立ち上がろうとしたら腰に激痛が…
No.027:2019.05.25
ご来院者 様 | 綾瀬市在住 20代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 朝起きたら腰がなんとなく痛かった。そのまま仕事に行ったが椅子から立ち上がろうとしたら腰に激痛が走った。その日は早退させてもらったが翌日の朝はさらにひどかった。午前中にお客さんとの約束があり、薬局で痛み止めと骨盤ベルトをしてなんとか済ませたが、痛みがどんどんひどくなる。このままでは家にも帰れないと藁にもすがる思いでネット検索し、ぎっくり腰の症例を読んで当院に来院された。 |
検査と所見 | ・体を起こして歩けない ・安静時痛もあり、動作をするのがとにかく辛い ・体を丸める体勢が少し楽な感じがする 一見でぎっくり腰であると思われた。検査できるような状態ではないため、まずは多少でも動けるように痛みの緩和が先決だと判断した。 |
施術の経過 | 初回の施術は腰部と股関節を支える筋肉の緊張を取り除くように施術を行った。施術後は痛みはあるが、ある程度体を起こして歩ける状態になった。「ゆっくりなら帰れそう」ということで、姿勢などの注意事項をアドバイスした。 2回目は翌日に来院していただいた。前日はちゃんと帰れたし、今朝は痛みもだいぶ軽減したとのことだった。それでもまだ動作はゆっくりしかできなかったため、引き続き腰部と股関節の筋肉の緩和操作を行った。施術後は痛みは少しあるがある程度普通に動けるようになった。 3回目の来院では痛みはほとんどなくなったが、電車で長時間座っていたら痛みが出てきたとのことだった。引き続き筋肉の緩和操作と腰部に対してカイロプラクティック・テクニックを用いて矯正を行った。 4回目の来院(初回から1週間後)では、もう痛みはなく通常通りの生活を送れていた。ぎっくり腰の再発防止を含め、以前から骨盤矯正など体に興味があったとのことで、現在は月に1回の頻度でお体のケアと自分の体の疑問や悩みの解決に来院を継続されている。 |
■ 担当コメント:松田
この方は典型的なぎっくり腰でした。ぎっくり腰になった直後も無理をして体を動かしたために悪化させてしまったケースです。ぎっくり腰になっても動ける場合、多くの方が動いてしまいます。しかしそうしてしまうと翌日は全く動けない状態になってしまい、元の生活に戻るまでに多くの時間がかかってしまいます。「軽いぎっくり腰かな…」と思った場合、動けても安静にすることがとても重要です。何れにしてもぎっくり腰にならないように日頃からセルフケアや体のケアをすることを強くお勧めします。 |