症例報告 - 腰痛-06
最近デッドリフトを始めてから腰の調子がおかしい
右腰にハリ感
問題なく前屈できる!
ご来院者 様 | 川崎市幸区在住 30代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 定期メンテナンスで来院の際に「右腰の違和感」を訴えた。定期メンテナンスを2年近く続けて頂いている方で、初回から姿勢矯正が中心でトラブルを訴えたことはない。 最近ジムでデッドリフトを始めてから腰に違和感を感じはじめ、なかなか違和感がなくならない。今まで腰痛はもちろん腰が変だと思ったことはないので診て欲しい。 |
検査と所見 | ・可動域検査:前屈と後屈でハリ感とつまり感が誘発 ・可動触診検査:第4腰椎と第5腰椎に可動制限がみられる ・筋力検査:腰に関係する筋肉に筋力低下はみられない 検査結果より、腰回りの筋肉が硬くなり下部腰椎に可動制限を生じていることが違和感につながっていると考えられた。腰回りの筋肉をほぐし下部腰椎に正常な可動性を取り戻すことで問題は解決すると考えられた。 |
施術の経過 | まず右腰の筋肉の緩和操作を行い、続いて骨盤と大腿部にも筋肉の緩和操作を行なった。その後カイロプラクティック・テクニックを用いて第5腰椎に矯正を行い、腰を支える人体最大の筋肉である腸腰筋にPNF(固有受容性神経筋促通法)を行なった。施術後は腰の違和感は消失し、前後屈ともに問題なくなった。 デッドリフトのフォームを確認し、上げる際にわずかに背中が曲がる点を気をつけるようにアドバイスをして本ケースをクローズした。 |
担当者コメント:松田
最近デッドリフトで腰痛を訴えて来院される方が続いています。本ケースは軽症であったためにその場で改善が見られましたが、デッドリフト自体は綺麗にフォームを保たないとすぐに腰を痛める体勢であるため、無理や力任せは絶対NGです。フォームが崩れないように集中して行いましょう。右腰に詰まり感と軽度の痛み
問題なく後屈できる!
座っているだけで腰がジンジンする。
ご来院者 様 | 横浜市磯子区在住 30代女性 パート |
来院までの経緯 | 座っての力仕事をしていた所、腰がジンジンと痛むようになった。リュックを背負って歩いているときや、バスに乗っているときにも痛みがある。ちょくちょく腰痛にはなっているが、今回はいつもよりも痛みが強いため知り合いが通っている当院を紹介され来院に至った。 |
検査と所見 | ・可動域検査:前屈をすると痛みが増強される。 ・筋力検査:内転筋 (R/L) 4/5 問診と検査から以下の2つの問題がありました。 @仙腸関節(骨盤)と腰仙関節(仙骨と5番目の腰椎の間の関節)の歪み この方の腰痛は前屈をすると痛みがより強くなりました。検査をしたところ、その原因は仙腸関節と腰仙関節の歪みによる機能不全だと推測できました。 Aゆっくり休む暇のない状況 ここ3ヶ月仕事が繁忙期で忙しく、それに加えて小さいお子さんもいらっしゃるため、休みの日にもゆっくりする時間が取れていない様子でした。人間の体は新陳代謝が行われることで日々回復していますが、休む時間が少ないと負担の量が回復量を上回ってしまい、不具合を起こしやすくなります。 |
施術の経過 | 体の問題については施術で改善させ、休めないという状況に対しては施術の効果が長く続くようにテーピングを施すことにしました。 仙腸関節と腰仙関節を歪ませている原因になっていた内転筋(太ももの内側の筋肉)のトリートメントを行ったのち、カイロプラクティックの技術で該当の関節に矯正を加えたところ、前屈をしたときの痛みは半分ほどに軽減されました。 その後、キネシオテープというテーピングを施しました。このテーピングを貼っている間は施術を受けているのと同じような効果があります。テーピングのあとに再度腰痛の度合いを確認したところ7割ほど痛みが減ったとのことでした。 この日の施術はこれで終了し、2週間後に再度お会いする機会がありましたが、その際には腰は問題がないとのことでした。 |
担当者コメント:木脇
私は腰痛を大きく5つに分類しており、施術の際にはまず最初にどの腰痛に該当するのかを検査します。今回は5つの中でも最も割合の大きい下肢の疲労からくる腰痛でした。簡易的な見分け方としては、座った状態・立った状態で前屈、後屈を比較し、立ったときのほうが症状が悪化するようであれば、下肢の疲労からきていると判断できます。原因が絞れれば施術も効果が高まります。今回は施術に加えてキネシオテープを施したことで順調に改善されたケースでした。日本人の70%以上が腰痛をもっていると言われていますが、湿布や痛み止めでしのいでいるという話をよく耳にします。そういった方が当院に来院して以降、腰痛で困ることがほとんどなくなったというケースが多くあります。腰痛でお悩みの方はぜひ横浜関内のハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。
No.115:2024.02.26
すべり症の既往歴があり座っていると腰が痛む。
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 20代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 10代の頃にすべり症と診断されたことがある。先日デスクワークをしていた所、首にいつもとは違う痛みが発生し、その後に腰痛も発生した。腰を反らすと右の腰のあたりに痛みが出ている状況。ちょうど月に一度の当院への来院タイミングだったため、予約をいれた。 |
検査と所見 | ・可動域検査 座位にて腰を反らすと右の腰のあたりが痛む。 右の股関節の伸展制限がある。 首を右に回すと首の右側に痛みがある。 検査結果より、座位での腰部への体重のかかり方に問題があり、首の痛みがでたことでその問題が強調され腰痛も引き起こしたと考えられました。 |
施術の経過 | デスクワーク中の前かがみの姿勢によって、頚椎(首)、胸椎、骨盤、鎖骨などが固まっていました。各種関節へ矯正を加えた後に、腸腰筋という上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉をリリースすることで、体全体の回復力を高めた後に、首の軟部組織(筋肉、筋膜層など)も念入りに手を加えました。 施術後は腰痛は消失し、首の痛みは7割減とのこと。首の軟部組織の回復をさらに促すためにキネシオテープを貼ったところ、首の痛みは更に減ったとのことでした。 |
担当者コメント:木脇
何気なく行っているデスクワークですが、デスクワークのときの姿勢は、ただ座っているときに比べ腰にはおよそ2倍の負担がかかっています。今回のケースではまず首の痛みが発生していましたが、その際に首の根元である胸椎という部分が固まってしまい働けなくなっていました。固まった部分が本来負担していた頭部の重さを、胸椎に代わって腰が負担したために腰の負担も増加し腰痛が発生していました。
10代のころにすべり症と診断された方はその後に腰痛に悩むケースが多くありますが、しっかりと問題のある部位へ施術を行えば月に1度ほどの来院でも問題なく過ごせることが多いです。
腰痛にお悩みの方は横浜市関内のハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。
No.114:2024.02.16
腰痛改善でカイロに通ったら骨密度が上がった
検査日:2023年6月30日
・骨密度(カルシウム量)は0.788g/㎠
・若年成人の平均骨密度と比較すると74%
・同じ年齢の骨密度と比較すると93%
・骨密度(カルシウム量)は0.788g/㎠
・若年成人の平均骨密度と比較すると74%
・同じ年齢の骨密度と比較すると93%
検査日:2023年12月26日
・骨密度(カルシウム量)は0.910g/㎠
・若年成人の平均骨密度と比較すると85%
・同じ年齢の骨密度と比較すると107%
・骨密度(カルシウム量)は0.910g/㎠
・若年成人の平均骨密度と比較すると85%
・同じ年齢の骨密度と比較すると107%
ご来院者 様 | 横浜市西区在住 70代女性 主婦 |
来院までの経緯 | 横浜市西区在住の70代女性が慢性腰痛と前傾姿勢で体が伸びないなど、諸々の不具合があり日常生活に著しく支障がでていると訴え来院された。過去に自覚症状のない圧迫骨折が2度のあり骨粗鬆症の診断を受けているため、カイロプラクティックを受けることに不安感があるが、不具合をなんとかして普通に日常生活を送りたいと意を決して来院された。 |
検査と所見 | ・姿勢検査:立位でも体が前屈みになっており、まっすぐ伸ばせない。 ・可動域検査:痛みと硬さにより体幹の可動域が全方向で減少している。 ・可動触診検査:骨盤と背骨の胸腰移行部に強い捩れがある。 検査結果より、背骨全体が捻れた状態で硬くなり可動性が大きく低下しているために、腰痛をはじめとする様々な問題が引き起こされていると考えられた。まずは背骨の可動性を改善することで腰痛などの変化をみていくべきだと判断した。 |
施術の経過 | 約半年間で20回の施術を行なった。初回は骨粗鬆症により関節操作はあまりおこなわず、硬くなった筋肉をほぐしていく施術を行なった。施術後は腰痛の他、体が全体的に少し楽になった感じがするとのことだった。 2回目以降から少しずつ関節を動かす施術を取り入れていった。触れる程度の圧からはじめ、関節の可動性をみながら圧を調整しておこなった。 6回目以降は背骨の可動性が改善されてきたため、関節操作を中心に施術を行なった。この頃から腰痛はあるものの少しずつ普通の日常生活が送れる様になってきた。 20回目の時にはある程度一人で日常生活を送ることができるようになってきて、一人でお出かけすることもあった。また骨密度検査で腰椎の骨密度が若年成人と比べ74%から85%と11%の改善がみられた。 患者様は「いろんなことが自分一人でできる様になってきて嬉しい」と現在も約2週間に1回のペースで来院を続けている。 |
担当者コメント:松田
骨密度は骨に振動を与えることで増えていきます。そのため、同じ運動でも水泳や自転車では骨密度を増やすのは難しいです。カイロプラクティックを受けることで骨密度が上がるとは言えませんが、振動を与えることで骨密度が上がるということから考えると、今回のケースでは腰痛改善のために背骨の関節操作が少なからず結果に影響を与えたのかもしれません。また骨密度を増やすにはビタミンDの摂取や日光浴も不可欠です。健康寿命という言葉が聞かれる様になって久しく、筋力維持のためウォーキングなどを行なっている方も多くなりました。確かに筋力維持は大切ですが、その筋肉が動かす骨が脆く動かなくなっていては運動機能を保つことはできません。”筋肉”と”骨”、その両方をしっかりと動かしてあげることが運動機能の維持向上に繋がり健康寿命を伸ばすことにつながります。カイロプラクティックは筋肉だけでなく骨にもアプローチする療法です。腰痛はもちろん健康寿命や元気に毎日を過ごしたいとお考えの方は、是非、横浜関内のハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。
No.112:2024.02.10
歩けないほどの腰痛で悩んでいる
ご来院者 様 | 横浜市神奈川区在住 20代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 横浜市神奈川区在住の20代男性が慢性腰痛で来院された。学生時代からサッカーをやっており、腰痛はすでにそのころからあった。整形外科で腰痛椎間板ヘルニアの診断を受けたこともあり、月1回くらいで整体に通っていた。 しかし、ここ1年くらいは行けておらず、最近になって腰痛の頻度が高まり、時には歩けないほどの痛みになることもあった。仕事にも支障が出始めてきた頃、職場の同期がハレルヤカイロプラクティックを勧めてくれ来院した。 |
検査と所見 | ・可動域検査:前屈は手を膝に当てていないと不安。後屈は痛みでほぼできない。 ・可動触診検査:第5腰椎に強い可動制限がある ・筋力検査:左腸腰筋、左ハムストリングスに筋力低下がみられる 検査結果より、第5腰椎の可動制限が直接の痛みを出していると考えられた。それに伴い、腰部と大腿部の筋肉が機能低下を引き起こし、可動域を制限していると考えられた。 |
施術の経過 | 初回の施術は腰部、臀部、大腿部の筋肉に緩和操作を行い、第5腰椎に対してカイロプラクティック・テクニックを用いて矯正を行なった。施術後は痛みが7割以上減少し、前屈の不安感解消、後屈も30度までできる様になった。 2週間後に2回目の施術を行った。施術前の話では生活上は問題ないが、少し腰に違和感や詰まり感を感じることがあるとのことだった。可動域検査では前屈後屈ともに可動域は問題なかったが、前屈ではハリ感があり後屈で詰まり感があった。可動触診では前回同様第5腰椎にわずかに可動制限が感じられた。そのため、前回と同様に施術を行ったところ施術後は違和感が消失し、前後屈の可動域検査でもまったく問題がなくなった。 腰痛を患ってから長いため、月1回の施術をお勧めし、本ケースをクローズした。 |
担当者コメント:松田
本ケースの様に腰椎の可動制限による腰痛は非常に多いケースです。この様なケースの場合、問題は筋肉ではなく背骨の可動性のためストレッチやマッサージでは解決は難しく、逆に背骨に直接アプローチするカイロプラクティックが得意とするケースです。慢性腰痛でお悩みで、まだカイロプラクティックを受けたことがない方は、是非、横浜関内のハレルヤカイロプラクティックまでご連絡ください。