顎関節症
■ 種類と原因
咀嚼筋痛 | 咬筋や側頭筋などの咀嚼筋群にトリガーポイントなどによる機能障害が起こることで開口や閉口時に痛みを発します。症状が進行すると頭痛などを引き起こすこともあります。顎の痛みではもっとも多い症状です。 |
顎関節痛 | 関節周囲の滑液包や関節包の炎症によって開閉口時に痛みが生じます。ご自身で咀嚼筋痛か顎関節痛かを判断することは難しいため、鑑別にはしっかりとした検査が必要です。 |
関節円板の変位 | 顎関節は頭蓋骨に下顎骨がぶら下がっている構造をしています。その接触面には繊維性の軟骨である関節円板があり、顎の動きをスムーズにしています。この関節円板は顎の動きに合わせて移動しますが、様々な要因によって、この関節円板がズレてしまうことで顎関節が正しく動かなくなり痛みが生じます。中には顎がロックしてしまう方もいらっしゃいます。 |