症例報告 - 姿勢矯正
年齢のためか体が捻れてきてしまった
ご来院者 様 | 横浜市磯子区在住 70代女性 主婦 |
来院までの経緯 | 横浜市磯子区在住の70代女性が体の捻れを訴えて来院。年齢のためか毎日同じ方向に体を捻ってテレビを見ているせいか、痛みなど生活には全く支障はないがもとに戻せるならできるだけまっすぐな状態に戻したい。家族にも姿勢が悪いとか猫背だとか言われるようになってきた。インターネットで自宅近くの整体を検索した所、横浜関内にある当院のホームページを見つけ来院した。 |
検査と所見 | ・可動域検査:可動域は正常で痛みの誘発はないが、前屈時に左右の背中の高さが異なる ・可動触診検査:右仙腸関節および胸腰移行部に強い可動制限がある ・筋力検査:特別筋力低下はみられない 検査結果より、骨盤と背骨が捩れて固まってしまっていると考えられた。年齢による骨の強度を考慮し持続圧を加えて矯正することで改善していく方法を選択した。 |
施術の経過 | 初回と2回目は主に骨盤と背骨の固まってしまっている部分に関連する筋肉の緩和操作を中心に行い、矯正は軽めで行なった。 3回目以降では筋肉がほぐれてきたので持続圧による骨格矯正を中心に行なった。7回目では施術前では体の捩れは見て取れるが、施術後はほとんどわからないくらいまでになった。しかし背骨の捩れは以前残っているため、現在も月1~2回程度で来院を続けられている。 |
担当者コメント:松田
骨格の捩れや歪みの矯正を希望される方は比較的多いですが、現実として形を変えるのは困難です。カイロプラクティックは骨格矯正するイメージがあり実際に行いますが、それは「骨格の歪みによる機能低下(痛みや筋力低下など)を改善することが主目的でです。本ケースでも形を変えるのは困難である」と事前にお伝えした上で行いましたが、良い意味で予測が外れ、大きく変化し喜んで頂けました。骨格の矯正をご希望の方は、どうぞ上記内容をご理解の上、ご連絡を下さい。本ケースのように大きく改善できるケースもあるというのは、私たち施術家にとっても希望になるケースでした。
捻挫したせいかO脚が酷くなった気がする
施術前の普通に立った状態。 膝の間に4横指のスペースがある。 |
施術後の普通に立った状態。 膝の間が2横指以下になった。 |
施術前。足に力を入れて足を閉じている状態。3横指のスペース。 |
施術後。足に力を入れて足を閉じている状態。1横指のスペース。 |
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 30代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 横浜市中区在住の30代女性が数ヶ月前に左足首を捻挫したせいでO脚が酷くなったと来院。捻挫だと思ってしばらく放っておいたところ痛みが引いてこないので整形外科でレントゲンを撮ったら剥離骨折と言われた。捻挫はその後治ったが、その間ずっと変な歩き方をしていたのでO脚が酷くなった気がする。もともとO脚ではあったがこんなに広がっていたとは思えない。治せるなら治したいとカイロプラクティックや整体院をインターネットで検索し、当院のO脚の症例報告を見て来院した。 |
検査と所見 | ・姿勢検査:足の間に指4横指が入る ・可動域検査:臀部の筋肉が固まっており、骨盤の関節(仙腸関節)に可動制限がある ・筋力検査:足や骨盤周囲の筋肉に大きな筋力低下はみられない 検査結果より、臀部から足にかけての外側面の筋肉に緊張と短縮があり、それが足を外側に引っ張っていると考えた。骨盤の可動性を向上させ足を外側に引っ張る筋肉を緊張を和らげることでO脚が緩和すると考えられた。 |
施術の経過 | 施術は2週間のペースで4回行った。施術内容は主に骨盤周りの筋肉の緩和を行い、足自体を内側に押すことで膝関節の矯正と骨盤にたいしてカイロプラクティック・テクニックをもちいて矯正を行った。4回目の施術後は膝の間の空間が初回4横指から2横指まで狭まった。 現在はO脚矯正と併行して体全体の姿勢改善を月1回のペースで行われている。 |
担当者コメント:松田
O脚は骨が曲がっていると思っている方がほとんどですが、多くの場合は骨に曲がりはなく骨と骨の繋ぎ目である関節が外側に引っ張られているために足の間が開きO脚になっています。基本的な考え方は、外側に引っ張る筋肉を緩め内側に引っ張る筋肉を働かせればO脚は改善し、多くの場合3横指までは改善します。それより先は個人差になってきます。しかしそもそもO脚になるようなメカニズムが発生するのは骨盤や背骨に問題があるからです。本ケースの場合は捻挫のため数ヶ月間ちゃんと歩くことが出来なかったことにより、外側の筋肉が通常以上に強く引っ張り始め、O脚を強く感じるようになったのだと考えられます。
猫背がひどいので改善したい
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概要当院がサポートしているプロボクサー清木場選手の症例です。アスリートへの施術ですが、内容としては一般の方にも共通することが多くありました。特に猫背や首コリや肩コリにお悩みの方の参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
No.126:2024.07.10
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 30代男性 自営業 |
来院までの経緯 | 月に一度のメンテナンスとして来院。ボクシングのトレーニングによる疲労とともに肩こりと首のこり、また猫背になっていることも気になっているとのこと。 |
検査と所見 | 【姿勢分析】 猫背の姿勢を細かくみると、以下の問題点がありました。 ・頭部前方 ・上部胸椎の後方変位 ・前腕の屈曲 ・骨盤の後傾 詳しくは下記の施術の経過で解説していきます。 |
施術の経過 | 施術前の写真です。これをみると大きく4つの問題点があります。 @頭が前に移動している A顎が上がっている B上部の胸椎(背中の上の方)が曲がりすぎている C前腕が曲がっている また、軽度ながら下半身にも以下のような問題があります。 ・腰椎の反りが強くなっている ・骨盤がやや後傾している 画像を使って解説します。 これを元に、施術の前と後の画像を比較してみます。 4つあった問題点が改善されているのが伝わるでしょうか。よりわかりやすくする為に、部位別に比較しながらなぜ猫背が肩こりや首のこりを起こすのかといったことを解説していきます。 上の画像のBeforeでは頭の位置が前方に移動してしまっています。 この状態では、首の後ろ側や背中の上部(肩甲骨の間のあたり)への負担が大きくなり首のコリや肩のコリを起こしやすくなります。 清木場選手の場合、この原因にはファイティングポーズがあげられます。 (右が清木場選手です) この姿勢が長いことで背中の上部が固くなり、頭が前に移動してしまいます。 一般の方にもこの姿勢はよく見られますが、多くの場合はデスクワークやパソコン、スマホの使用によるものです。 原因は異なりますが状態は同じですので、背中の上部をそらす方向へと施術を行うと改善されます。 多くの場合、頚椎の7番や、胸椎の1番から3番とそれらに付く軟部組織へのアプローチが有効です。 上の画像のBeforeとAfterでは前腕の曲がり方がちがいます。 Beforeでは力を抜いているはずなのに、前腕が曲がってしまっています。 こちらについても、腕を曲がった状態で使いすぎていることが原因です。そして腕の疲労は肩コリや首の根本あたりのコリの原因になります。 自覚がない方がほとんどですが、一般の方もデスクワークなどで指や腕が疲労を起こしており、腕を施術すると「腕もこってるんですね」と言われたり、肩や首がラクになっていくのを感じられる方もいます。また、腕だけではなく肩甲骨や鎖骨がガチガチに固まっていることが多いため、カイロプラクティックの技術を用いて肩甲骨や鎖骨が滑らかに動くように動きをつけることも効果的です。 清木場選手の場合にはそれほど大きな問題がみられなかったので割愛しましたが、一般の方の場合には上半身に加えて下半身への施術を行うと猫背や肩こり、首コリの解消につながります。 座る時間が長いことで曲がった状態で固くなってしまった骨盤、股関節や膝、足首にも施術を行うことで、全身の重心バランスが改善されます。 猫背や慢性的な首コリ肩こりは日常生活の負担から起こるものです。そのため、良い状態を保つためには日常生活で起こる負担を施術で返済していく必要があります。目安としては3〜5回をみておいてください。同じような症状にお悩みの方は、ぜひ横浜市関内のハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。 |
担当者コメント:木脇
猫背については、上半身だけの問題ではなく全身の重心の問題です。清木場選手の場合には主に上半身の問題の割合が多くありましたが、一般の方の場合には、座りすぎによる股関節の問題やそれに伴う骨盤の問題(反り腰や平たんな腰)があることも多いです。いずれにせよ、施術を受けて頂ければ画像のような変化は出てきます。また良い姿勢を保つための秘訣もお伝えします。お困りの方はぜひ一度ハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。最近姿勢が悪いと家族に言われる
No.116:2024.03.11
ご来院者 様 | 横浜市戸塚区在住 70代女性 主婦 |
来院までの経緯 | 年齢とともに姿勢が悪くなっていることには気づいていたが、最近は家族や友人にも言われるようになった。このままにしておくと背中が丸まったままになってしまうのではないかと心配になってきた。膝の痛みもあるためインターネットで整体を調べたところハレルヤカイロプラクティックを見つけ来院した。 |
検査と所見 | ・姿勢検査:座位での猫背が目立ち、右の肋骨が浮き上がっている。 ・可動域検査:上を向く動作や体を反らせる動作に可動制限がある。肩の動きに問題はない。 ・触診検査:上部頚椎および骨盤の動きに制限が強い。 検査結果より、背骨の可動性低下と抗重力筋の機能低下が考えられた。また右肋骨の突出は猫背の際の左右のアンバランスにより生じていると考えられ、可動制限も含め姿勢改善の中で減少していくと考えた。 |
施術の経過 | 年齢的に骨に対して強い刺激は与えられないため、ゆっくりとした刺激を与えつつ背骨を大きく動かすように施術を行った。首と背中の背骨に反る圧を始め、回旋および側屈方向に圧を加えて一つ一つの背骨の可動性を高めていった。 施術前は壁に背中を着けて顎を引くと、頭が壁から離れてしまったが、施術後は壁に着いた状態を保つことができた。体の変化をご本人に感じて頂き、姿勢改善および健康管理のために継続施術を行うこととなった。現在、4回目の施術を終えたが姿勢改善にはある程度満足され右膝の痛みに対して施術を行っている。 |
担当者コメント:松田
近年は年齢を問わず、姿勢改善で来院される方が増えています。ほとんどの場合は猫背によって背筋群の筋力低下が主な要因ですが、年齢が進むとともに背骨そのものが硬化してきます。一度硬化した背骨に柔軟性を持たせるためにはそれなりに時間がかかります。体は何歳からでもやったことに対して応えてくれますが、早い時期から始めていた方が良い状態を保ちやすいです。本ケースの様に周囲の人から姿勢について言われ方は是非、ハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。また周りに言われる様になった時にはそれなりに進行しているので、ご自分で「変だな」「以前より姿勢が悪いな」と思った方は、その時に専門家に相談することをお勧めします。
ヨガを再開したけど、以前のようにポーズがとれない
No.111:2024.02.02
胸が反れず頭が上げられていない |
胸が反り頭が上がっている |
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 40代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 横浜市中区在住の40代女性が、「ヨガを再開したけど、以前のようにポーズが取れない」と来院された。以前と同じようにやろうとすると背中がうまく反れなかったり、膝をまっすぐに伸ばせなかったりする。どうして同じようにできないのかわからず、とりあえず専門家に聞いてみようと来院された。 |
検査と所見 | ・可動域検査:通常の体幹運動による制限などはみられない。 ・可動触診検査:胸腰移行部の伸展制限および左仙腸関節の可動制限 ・ヨガのポーズ:三角のポーズで前足の膝が曲がってしまう。弓のポーズで胸が上手く反れない。 検査結果より、背骨の可動性低下による機能低下および代償作用と考えられた。胸腰移行部の可動性改善で弓のポーズが、左仙腸関節の可動性改善で三角のポーズに変化がでると考えた。 |
施術の経過 | 1ヶ月で3回の施術をおこなった。主に胸腰移行部と左仙腸関節にアプローチを行い、カイロプラクティック・テクニックを用いて矯正を行なった。弓のポーズは初回で以前の様な感覚で胸の反りができるようになった。三角のポーズでの膝の曲がりは3回目の来院の際にはヨガ教室でも問題なくできるようになっていた。 患者様より今回の施術を通して今まで漠然とインストラクターのポーズを真似していたのが、自分の体をちゃんと動かすということが理解できたと嬉しいお言葉を頂き、本ケースをクローズした。 |
■ 担当コメント:松田
ヨガは最古の健康管理システムとも言えるセルフケアです。単に柔軟性があれば良いのではなく、自分自身の体と常にコミニュケーションをとりながら行い、体の一つひとつをしっかりと動かしていくことが大切です。 それは背骨の可動性が四肢の末端まで影響を及ぼすためです。膝や足首のトラブルは単に膝や足首だけの問題であることは少なく、多くの場合は背骨の可動性の問題の結果として起こっています。 私たちカイロプラクターは個々のスポーツの技術的な面はそれほどお話しできませんが、その動きが人間のメカニズムにとって自然な動きであるかはすぐにわかります。自然でない動きは必ずトラブルとなりますので、運動やセルフケアをしているけど「体がうまく使えない」というお悩みをお持ちの方は、是非ハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。 |
部活のやり過ぎでなったO脚を治したい
No.032:2019.06.30
ご来院者 様 | 横浜市旭区在住 20代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 中学・高校と部活でバスケットをやっていたためか、脚のO脚がひどい。もも太くてもっとシュッとした脚になりたい。以前から気づいていたが、社会人となりそろそろ体に気をつける必要を感じてきたため、姉のO脚が良くなった当院でまずは施術を受けてみようと来院した。 |
検査と所見 | ・膝の間の隙間は4横指以上ある ・骨盤の開きと臀部と太ももの筋肉の張り感が強い ・足の骨に異常はなく、左右の長さも同じである 検査所見より、O脚は骨盤および足の筋肉のアンバランスから生じていると考えられた。骨盤を調整し、外に引っ張る筋肉と内に引っ張る筋肉の調整を行うことで改善がみられると判断した。 |
施術の経過 | 初回〜3日目の施術は骨盤を閉じ、腰から下の筋肉トリートメントを行い、膝が寄るように施術を行った。また、O脚対策のコツをアドバイスした。施術後は4横指→2横指に狭まった。 4回目の施術で内腿が着くようになり、7回目では膝が着くようになった。 初回来院時のO脚 6回目の施術後のO脚 現在はふくらはぎの0.5横指を着くようにして脚の内側がピタッとくっつくように2週間に1回のペースで来院されている。 |
■ 担当コメント:松田
O脚を骨の変形だと思っている方が多いですが、多くの場合は骨盤の開きと内側と外側の筋肉のアンバランスから生じたものです。そのため、骨盤と筋肉のアンバランスを解消することで改善は十分期待できます。また、日常生活のちょっとした意識でセルフメンテナンスも可能です。 O脚は見た目の問題だけでなく、膝関節に負担をかける原因でもあるため、年齢を重ねていくことで変形の原因ともなりかねません。「気を付け」の姿勢で脚の間に指が3本分以上のスペースがある方は、筋骨格系の専門家であるWHO基準のカイロプラクターに相談されると良いでしょう。 |